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【本紙前ソウル支局長公判】証人「刑事訴追される記事とは思わない」「国家権力がメディアに処罰を望むべきでない」…第8回公判の詳報(下)

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【本紙前ソウル支局長公判】
証人「刑事訴追される記事とは思わない」「国家権力がメディアに処罰を望むべきでない」…第8回公判の詳報(下)

裁判後、記者団の質問に応じる弁護側証人の西日本新聞の植田祐一ソウル支局長=7月27日午後、韓国・ソウル中央地裁(三尾郁恵撮影)

 裁判長「検察から7月24日に意見書を提出されました。内容を要約してください」

 検察「被告人の記事は日本の国民に韓国の状況を知らせるために作成したと主張しています。しかし、記事の内容は、被告人側との主張とは違い、既婚者との男女関係、その義父との緊密な男女関係に関する噂が事実かのような点に焦点が当てられています。したがって、被告人の記事が、公益のためなのか、大統領の男女関係に焦点を合わせて名誉毀損の意図があったのかどうかという部分は日本国民の反応を見ればわかると思いました。

 日本国民の反応、つまりコメントの主要内容は、大統領の男女関係に関するものだということが確認できました。これは、被告人側の公共の利益のためだという主張を弾劾するための証拠になりえると思います。加えて言うと、そのコメントの内容をみると、被告人の記事を読んだ日本国民が韓国の状況を知るための公益性での反応はほとんどなく、大統領が事件当日に男女関係にあったものとして反応しています。つまり、これは公共の利益とは無関係だといえます」

 裁判長「検察から提出されたコメントは、2ちゃんねるの書き込みなんですが、話すのには低俗ですので、ここで言及しないほうがいいと思います。弁護人側から意見がありますか」

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