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【衝撃事件の核心】被災地の「救世主」だったバングラデシュ人、犯罪者に転落 同郷の部下をこき使っていた手口 

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【衝撃事件の核心】
被災地の「救世主」だったバングラデシュ人、犯罪者に転落 同郷の部下をこき使っていた手口 

 手口は悪質で、入国させる外国人について、すでに入国している従業員らの親子と偽る出生証明を現地で作成。それを基に取得した偽造パスポートで不法入国させ、「家族滞在」の在留資格を得させていた。入国した外国人は、男が契約した、都内のアパートなどに住まわせた。

 出生証明の偽造など細かい手続きは、男の弟が手伝っていたという。外国人らの供述では、1人の不法入国につき、弟は60万~120万円を受け取っていた。この手口で少なくとも10人の外国人を入国させたとみられる。同法違反の時効に達していない外国人もすでに同容疑で逮捕、強制送還された。

従業員から不満も

 逮捕で美談が台無しとなった男だが、外国人従業員らからは、以前から不信感を抱かれていたらしい。

 「植木に水をやって根を切る」

 彼らは「偽善者」を意味するバングラディシュのこんなことわざを挙げ、男の経営手法を非難した。従業員であるネパール人やインド人、バングラデシュ人は安い給料で働かされ、不払いもあったというのだ。

 警視庁によると、経営を始めたころ、系列のレストランやホテルなどは12店舗あったとみられる。しかし今年7月には焼き鳥屋など、日光市の飲食店2店舗しか実態は確認できなかったという。従業員とのいざこざなども関係していたのだろうか。逮捕は経営に窮していたころとみられる。

 逮捕当時、男は容疑を否認。不正は許されないが、せめて日本への思いに嘘はなかったと信じたい。

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