産経ニュース

【防衛最前線(38)】観測ヘリOH1 密かに敵情を暴く“ニンジャ”の必殺技とは

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【防衛最前線(38)】
観測ヘリOH1 密かに敵情を暴く“ニンジャ”の必殺技とは

最高速度は時速280kmを誇る(陸上自衛隊提供) 最高速度は時速280kmを誇る(陸上自衛隊提供)

 カワサキの“ニンジャ”といえばオートバイを連想する向きもあるが、自衛隊では川崎重工が中心となって開発した観測ヘリコプター「OH1」を指す。その愛称の通り、日本の領土に侵攻・上陸した敵を上空から偵察し、味方の地上攻撃部隊や戦闘ヘリコプター部隊に最新の情報を提供して戦術を支援することを任務とする。

 陸上自衛隊の関係者は「OH1は作戦を実行する上での『目』や『耳』の役割を果たす。いくら敵より攻撃用の装備や数が勝っていても、正確な情報がなければ作戦の成功はおぼつかない」と指摘する。

 ニンジャの鋭い「目」「耳」に当たるのが後部座席の後方上に搭載された「索敵サイト」だ。赤外線センサーや可視カラーTV、レーザー測距装置を一体化し、敵の地上部隊の状況を昼夜問わずに探知できる。

 観測ヘリには、敵に気づかれないよう低空を高速で飛行する速力も求められる。OH1の巡航速度は時速240キロ、最高速度は時速280キロを誇る。多用途ヘリ「UH1J」の巡航速度時速216キロを大きく引き離す。

 スピード以外の運動能力もニンジャの愛称に恥じない。機首を上に向けての垂直上昇や、80度での急降下や宙返り、後ろ向き宙返りなどのアクロバット飛行が可能で、緊急時にはいち早く退避できる。

 敵情の観測時に重要となる空中静止(ホバリング)能力にも優れ、空中でパイロットが操縦桿から手を離していても自動でバランスを取っていられる。

続きを読む

このニュースの写真

  • 観測ヘリOH1 密かに敵情を暴く“ニンジャ”の必殺技とは
  • 観測ヘリOH1 密かに敵情を暴く“ニンジャ”の必殺技とは
  • 観測ヘリOH1 密かに敵情を暴く“ニンジャ”の必殺技とは
  • 観測ヘリOH1 密かに敵情を暴く“ニンジャ”の必殺技とは

「ニュース」のランキング