産経ニュース

【スクリーン雑記帖】第二の「アンブロークン」を中国が製作 「炎のランナー」の“続編”は新たな抗日映画だ

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【スクリーン雑記帖】
第二の「アンブロークン」を中国が製作 「炎のランナー」の“続編”は新たな抗日映画だ

1924年のパリ五輪で陸上男子400メートルに出場し、金メダルに輝いたエリック・リデル(「You Tube」から)

 1981年製作の英映画「炎のランナー」で描かれた24年のパリ五輪陸上男子400メートル金メダリスト、エリック・リデルのその後を追った映画「ラストレース(原題)」が中国・香港・米国の合作で製作されている。リデルは五輪優勝後、出生地の中国に戻って宣教活動に身を投じ、43年に旧日本軍の強制収容所で脳腫瘍のため死去した。リデル役は「恋におちたシェイクスピア」(98年)の英俳優、ジョセフ・ファインズが演じる。

 「炎のランナー」はヴァンゲリスの荘厳なシンセサイザーのテーマ曲が有名で、3年前のロンドン五輪でもこのテーマ曲がよく使われた。天賦の陸上の才能を持ち、人種偏見を超えて友情で結ばれたユダヤ人青年のハロルド・エイブラムスとスコットランド人のリデルがパリ五輪で金メダルを目指す実話だ。

 本編の最後に登場人物のその後が字幕で示され、リデルの場合は「第2次大戦の終わりに任地・中国で死亡。全スコットランドが喪に服した」と説明される。彼は中国・天津市に生まれた。両親は敬虔(けいけん)なクリスチャンだった。「ラストレース」は「炎のランナー」の正式な続編ではないものの、リデルが収容所で出会った中国人男性(ショーン・ドウ)との友情が描かれる。

「ニュース」のランキング