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【日本の議論】カーナビのビッグデータは宝の山 国交省が危険生活道路割り出しへ 道路改良や規制見直しにも活用

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【日本の議論】
カーナビのビッグデータは宝の山 国交省が危険生活道路割り出しへ 道路改良や規制見直しにも活用

速度抑制のため、ハンプ(こぶ)を設置した道路。従来の小型のこぶよりも車両通過時の騒音が少ないという

 具体的には、国交省が事故の多いエリアについて、メーカー側から走行情報の提供を受け、交通量や速度の速い車が目立つ危険な生活道路を割り出す。

 その上で道路を管理する自治体に対し、速度抑制や生活道路に進入する車を減らすため、生活道路への入り口の道幅を狭くする▽道路になめらかなハンプ(こぶ)をつくる▽道路をジグザグの形状にする▽相互通行の道を一方通行にする▽歩行者・自転車用の通行帯を広くする-などの措置を取るよう求める。

 ドライバー側は走行情報提供の可否を選択することができ、提供するとしても個人が特定されない形で吸い上げられるため、プライバシーの侵害には当たらないという。

 ビッグデータの提供について、トヨタ自動車(愛知県)は「すでにABS(急ブレーキ時にスリップを防ぐためのアンチロック・ブレーキ・システム)の使用状況や災害時の通行可能な道路情報などを自治体に提供した実績はある」とし、問題はないとの見方だ。

 まず、国交省はとりわけ緊急対策が必要な先行対策地区を全都道府県で約100カ所選ぶことから始め、自治体と連携しつつ直接対策に関与する。

 先行対策地区は各都道府県で1~3地区を選び、1地区の面積は約500メートル四方を想定。都道府県ごとに同程度の範囲内で発生する人身事故件数の平均値を出し、その10倍以上の件数に達している地区が対象となるという。また、平均値の3倍を上回る地区は、優先的に対策を行う地区として、各自治体が順次、対策を進めていく。

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