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【リケメン記者の落書き帳】実用性を硬派に勝負!新たなロボット大会で競うのは、あの大事故のレスキュー

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【リケメン記者の落書き帳】
実用性を硬派に勝負!新たなロボット大会で競うのは、あの大事故のレスキュー

ロボット競技大会「JVRC」でモデルとして提供される「JVRC-1」(産業技術総合研究所提供)

 米DARPA(国防高等研究計画局)が2年半かけて実施した、ヒト型ロボットの競技大会が6月に終了した。予選は日本の東大チームが最高得点で通過したが、本選では同チームが欠場して日本勢は最高で10位にとどまり、韓国のチームに優勝を奪われてしまったのも記憶に新しい。参加チームが得たノウハウを継承してさらに高度化していこうと、日本では今年10月、新たなロボット競技大会がスタートする。実用を目指す“硬派”な大会だ。

 東日本大震災後、災害レスキューを想定したロボットが数多く開発され、競技大会も開かれた。「DARPAロボティクスチャレンジ」もその一つで、自動車の運転や、がれきや階段の歩行、ブレーカーを落としてバルブを開くといった原発事故対応を連想させる8つの課題での優劣を競った。

 ロボットは、多数のセンサーで情報を感知し、コンピューターで戦略を立て、駆動機構を使って進んだり、物をつかんだりする。福島第1原発内の調査をみても分かるように究極の総合科学技術といってもよい。フランスや欧州連合(EU)なども災害対策のロボット大会を実施している。

老朽化トンネル内が舞台

 そして、日本で新たにスタートするのが「ジャパン・バーチャル・ロボティクス・チャレンジ(JVRC)」だ。今年の10月7~10日、千葉市の幕張メッセで、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の主催により開催される。

 参加チームに課せられるのは、全国の老朽化したトンネルの点検ロボットだ。国内では、平成24年12月に中央自動車道笹子トンネル(山梨県大月市)で天井板落下事故が発生。死者9人、負傷者2人を出した。国土交通省の事故調査・検討委員会は、施工時からの強度不足など複合的要因が事故につながったと推定し、トンネル上部と天井板と固定するボルトの点検を定期的に行うことで異常のあるボルトを事前に検出できる可能性が高まるなど維持管理の重要性を指摘。以降、全国的にトンネル壁の目視、打音などによる点検作業が進められている。

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