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【秘録金正日(33)】叔父を「害毒」「反党分子」呼ばわり 自分の権勢のため、父を「現人神」に仕立て

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【秘録金正日(33)】
叔父を「害毒」「反党分子」呼ばわり 自分の権勢のため、父を「現人神」に仕立て

主体思想塔とみられる模型を前に金日成の事跡地建設を指示する金正日=北朝鮮刊行の「時代の星」(1984年)から 主体思想塔とみられる模型を前に金日成の事跡地建設を指示する金正日=北朝鮮刊行の「時代の星」(1984年)から

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 1974年2月の朝鮮労働党中央委第5期8次全体会議で、「敬愛する領導者、金正日(キム・ジョンイル)同志を偉大な首領さまの後継者に推戴(すいたい)する決定」が下され、金正日に「共和国英雄」称号が授けられた。金日成(イルソン)の弟、金英柱(ヨンジュ)は、党組織担当書記の座を追われ、後継者候補から完全に脱落する。

 正式に正日を後継者に指名したこの会議を皮切りに北朝鮮は大きく揺れ動く。

 会議終了後、正日は直ちに、自ら率いる党宣伝扇動部門の副部長から課長、指導員まで全幹部が出席する講習会を招集した。正日は中央委政治委員や組織・思想担当書記、組織指導部長、宣伝扇動部長と党の最重要ポスト5つを独占していた。

全世界を金日成主義化

 「金英柱同志は、病気を口実にわが党の組織指導事業を怠り、組織をむちゃくちゃにしてしまいました。われわれは、金英柱同志が党に及ぼした害毒を除去しなければなりません」

 74年2月19日から延々20日間続いた講習会で、金正日は、叔父を「反党分子」呼ばわりし、こう痛烈に批判した。そして、北朝鮮社会を後々まで縛ることになる指針を打ち出した。

 「党の唯一思想体系を確立し、10大原則を新たにつくって思想を再武装する。末端から中央に至る全ての組織に新しい党事業気風を確立するため、思想闘争を無慈悲に展開しなければなりません」

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