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【内藤慎二の野党ウオッチ】「民主党は55年体制の亡霊」「あいつら嫌いやねん!」 維新・大阪系の野武士的言動はとどまるところを知らず…

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【内藤慎二の野党ウオッチ】
「民主党は55年体制の亡霊」「あいつら嫌いやねん!」 維新・大阪系の野武士的言動はとどまるところを知らず…

衆院厚労委員会で答弁する安倍晋三首相(左奥)に席を立ったままヤジを飛ばす民主党の議員ら(右奥)を維新の党は「55年体制の亡霊」と痛烈に批判した=6月12日、衆院第16委員室(斎藤良雄撮影) 衆院厚労委員会で答弁する安倍晋三首相(左奥)に席を立ったままヤジを飛ばす民主党の議員ら(右奥)を維新の党は「55年体制の亡霊」と痛烈に批判した=6月12日、衆院第16委員室(斎藤良雄撮影)

 民主党は採決の先延ばしを図ろうと、定例日以外の委員会の開催にも抵抗した。しかし、維新の党はこうした野党の伝統的な手法にも手を貸さなかった。

 厚労委の理事を務める浦野靖人衆院議員(同)は報道陣に「国民から見れば定例日なんて関係ない。そんなのはただの国会のローカルルールだ。国会の常識は世間の非常識」と述べ、民主党を冷たく突き放した。改正案はその後、民主党の抵抗むなしく衆院を通過した。

 国会で民主、維新両党の共闘が実現しないのは野党としての価値観が根本的に異なるからだ。民主党は対案を示さないまま、政府・与党に対する批判一辺倒の従来型の姿勢を好む。これに対し、維新の党は国民に選択肢を示す対案重視の新しい野党を模索しており、両党間には埋めがたい距離がある。

 政府の安全保障法制への対案をめぐっても両党の取り組みは対照的だった。国会での審議時間を政府批判に費やしたい民主党は後ろ向きだったが、維新の党は激しい党内議論を経て国会提出までこぎつけた。

 大阪系のトップに立つ橋下徹最高顧問(大阪市長)は7月2日、ツイッターに「審議拒否して強行採決に追い込み政府与党にダメージ。そんなの意味ない。野党は政府与党に対案をぶつけ、それを無視した与党にダメージを与える王道を歩むべき」と投稿し、古い野党モデルに執着する民主党を非難した。

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