産経ニュース

【防衛最前線(36)】C130R輸送機 海自の空輸支えるベテラン機の弱点とは…

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【防衛最前線(36)】
C130R輸送機 海自の空輸支えるベテラン機の弱点とは…

YS11に比べて航続距離や積載量が飛躍的に伸びたC130R(海上自衛隊提供) YS11に比べて航続距離や積載量が飛躍的に伸びたC130R(海上自衛隊提供)

 海自はもともと主力輸送機として民間機を転用した「YS11」を運用していた。しかし、東日本大震災のときの救援活動で飛行時間が急増。導入から50年近くがたち老朽化が進んでいたこともあり、運用停止の時期が早まった。その後継機として選定されたのがC130Rだ。

 配備こそ昨年末だが、機体は新しくない。C130Rは米海軍が保管する空中給油機「KC130R」を輸送機として再利用した機種で、いわば中古の再生機だ。乗っているとエンジン音は大きく、座席や照明などの設備もかなり年季が入っている。

 とはいえ、肝心の輸送力は折り紙付きだ。有効積載量は約20トンで、人員なら92人の輸送が可能とされる。機体後部のドアが大きく開くため、迅速に物資が搬出入できるメリットがある。中古のため廉価で調達できることも魅力といえる。

 すでに航空自衛隊は「C130H」として導入しており、自衛隊が平成20年12月まで参加したイラクの人道復興支援では、クウェートを拠点にイラクの首都バグダッドなどに国連や多国籍軍の人員・物資を輸送する活動に従事した。ロケット弾が飛び交う過酷な状況下で、輸送実績は821回、輸送物資は約670トンに上った。

続きを読む

このニュースの写真

  • C130R輸送機 海自の空輸支えるベテラン機の弱点とは…
  • C130R輸送機 海自の空輸支えるベテラン機の弱点とは…
  • C130R輸送機 海自の空輸支えるベテラン機の弱点とは…

「ニュース」のランキング