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【ビジネス解読】中国ネット通販で日本ブランド引く手あまた 甘い誘いに潜むリスクとは…

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【ビジネス解読】
中国ネット通販で日本ブランド引く手あまた 甘い誘いに潜むリスクとは…

家電量販店で買い物する春節休暇中の中国人旅行客。ネット通販サイトに日本企業が進出すれば、売り上げアップが期待されているが…=2月、東京都千代田区

 中国人観光客によるメード・イン・ジャパンの「爆買い」が話題を呼んでいるが、そのニーズに目をつけた中国のインターネット通販大手が、ブランド力のある日本企業の出店勧誘に動き出している。日中外交関係の悪化から、現地での店舗展開に躊躇していた日本企業にとっては、まさに「渡りに船」とも映る。ただ、中国のネット通販業界は、契約やアフターサービスなどの苦情件数が急増しており、日本と同じような感覚で出店すると思わぬヤケドを負いかねないとの指摘も出ている。

“爆買”日本ブランドに注目

 中国のネット通販大手の日本企業への勧誘活動は前のめりだ。中国のネット通販大手、京東集団は6月1日、日本製品専門サイト「東京館」を開設した。同社はネット通販サイト「京東商城(JD.com)」を運営しており、2014年の日本製品の販売総額は80億元(約1590億円)に上る。東京館には、日本企業約300社が出店しており、ほとんどがブランド品だ。海外進出の経験がない日本企業のために出店・運営の代行サービスも行うなど、至れり尽くせりだ。

 また、アジア最大の電子商取引(EC)企業、アリババグループは5月29日、同じソフトバンクグループの一員であるヤフーと連携し、通販サイト「天猫国際」への出店で、日本企業の中国市場進出を好条件で支援すると発表した。

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