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【政界徒然草】脳裏をよぎる民主「ガソリン値下げ隊」の悪夢 安保法案衆院採決前に緊張走る

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【政界徒然草】
脳裏をよぎる民主「ガソリン値下げ隊」の悪夢 安保法案衆院採決前に緊張走る

民主党議員らがプラカードを掲げ河野洋平衆院議長の議場入りを阻止した=平成20年4月30日、国会(酒巻俊介撮影)

 政府・与党は7月中旬にも、衆院で安全保障関連法案の採決に踏み切る方針だ。廃案を狙う民主党は徹底抗戦する構えで、永田町は早くも緊張感が高まっている。こうした与野党対決で思い出すのは、平成20年の「ガソリン国会」の2つの監禁事件だ。民主党「ガソリン値下げ隊」は、衆院本会議の開会を実力で阻止するため、笹川堯衆院議院運営委員長(当時)や河野洋平衆院議長らを国会内の部屋に幽閉。安保法案の採決でも7年前のような凶暴さを見せるのだろうか。

 「ガソリン国会」とは、20年3月末に期限の切れるガソリン税などの暫定税率を10年間延長する歳入関連法案をめぐる、苛烈な与野党攻防を指す。当時はガソリンの価格が高騰。民主党は関連法案を廃案にすることで、暫定税率分に相当するガソリン1リットルあたり約20円の「値下げ」を実現しようとしたのだ。

 当時は衆参勢力が異なる「ねじれ国会」。与党の自民党は、法案を参院送付後60日たっても採決しない場合、衆院3分の2以上の賛成で再可決する憲法59条の「60日ルール」の適用を検討。さらに課税期間が確実に途切れないよう、同年1月29日夕、4月以降も関連法案が成立するまで暫定税率を維持する「ブリッジ法案」を衆院に提出した。

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