産経ニュース

【ウイークリーワールド】グルジア大洪水で動物園から肉食獣が大量脱走 うろつくトラやライオン ついに犠牲者も

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【ウイークリーワールド】
グルジア大洪水で動物園から肉食獣が大量脱走 うろつくトラやライオン ついに犠牲者も

 6月中旬、旧ソ連ジョージア(グルジア)の首都トビリシを歴史上、最悪の大洪水が見舞った。集中豪雨により川の堤防が決壊、一気に水位が11~13メートル上昇して家屋をのみこみ、17人の犠牲者を出した。損害額は4500万ドル(約55億円)にものぼり、今も5人が行方不明となっている。

 洪水は川沿いにあった動物園も襲い、飼育されていた野生動物約600頭のうち、約半分の動物たちの命を奪った。おりや塀に閉じ込められた大型動物たちは逃げられず、クマたちは水がひけた園内で全身が泥にまみれて溺死しているのが見つかった。

 濁流が押し寄せる中で必死で動物たちを逃そうとした飼育員がいた。命がけの作業だったが、3人が帰らぬ人になった。25年以上、動物たちの面倒をみてきたグリコ・チターゼさんも犠牲者の1人。2週間前にトラにかまれ、手術を受けたたばかりだったが、高台に避難することなく、愛する動物たちを救助しようと最後まで園に残ったのだった。

 水がひけ、損害を確認した動物園側は30頭以上の野生動物たちが園外に逃げ出したことを発表した。13匹のオオカミ、7頭のクマ、6頭ずつのライオンとトラの肉食獣が脱出。そして、カバやジャガー、そして、ハイエナやワニ、ペンギンなどもいなくなっていた。

「ニュース」のランキング