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【満州文化物語(1)】ハイグレードな日本人の暮らし…水戸黄門「格さん」一家3代の夢

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【満州文化物語(1)】
ハイグレードな日本人の暮らし…水戸黄門「格さん」一家3代の夢

 「バーカジノ」の前でダンサーに抱かれる横内正  「バーカジノ」の前でダンサーに抱かれる横内正

祖父はハーレーの販売業

 テレビの人気時代劇「水戸黄門」の格さん役で知られる俳優の横内正(よこうちただし)は昭和16(1941)年7月、大連に生まれている。愛媛県から大陸へ渡ったのは祖父、政太郎(まさたろう=昭和10年、61歳で没)の代だ。

 政太郎は、大連でアメリカの大型バイク、ハーレー・ダビッドソンの販売業を始める。店のバイクを駆って満州の大地を走り回っていた息子の澤二(さわじ=横内の父、51年、74歳で没)は音楽の道に進み、バイオリニストになった。

 「祖父は新天地で一旗揚げようと大陸へ渡ったんでしょうね。オヤジ(澤二)は『カミナリ族』のはしり、というのかな。ハーレーに乗って競争に明け暮れていたらしい。音楽は当初、クラシック志向だったけど、そのうちにダンスホールのオーナー兼バンドマスターになったんです」

 昭和13年~15年ごろの大連の街を再現した地図にその“ダンスホール”は「バーカジノ」の名で残されている。大連の銀座というべき繁華街・浪花町(なにわちょう)から北の吉野町(よしのちょう)に挟まれた通りの角地。ジャズミュージシャンや流行歌の歌手がステージに上がり、生演奏を聞かせ、ダンスもできる大きなバーだったらしい。

 店には一流の人気歌手、ミュージシャンが出入りしていた。ブルースの女王、淡谷のり子、“直立不動”の東海林(しょうじ)太郎、和製サッチモ(ルイ・アームストロング)のニックネームで呼ばれた日本人ジャズトランペッターの第一人者、南里(なんり)文雄らである。

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