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【安倍政権考】“暴走”応援団のありがた迷惑… 支持率も急落、困惑ぎみの安倍政権

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【安倍政権考】
“暴走”応援団のありがた迷惑… 支持率も急落、困惑ぎみの安倍政権

自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」で挨拶する百田尚樹氏=6月25日、東京・永田町の自民党本部(斎藤良雄撮影) 自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」で挨拶する百田尚樹氏=6月25日、東京・永田町の自民党本部(斎藤良雄撮影)

 なにより、安倍内閣の支持率が急落したのだ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が6月27、28両日に実施した合同世論調査によると、安倍内閣の支持率は46・1%で、5月の前回調査より一気に7・6ポイント低下。これは、集団的自衛権の行使を限定容認する憲法解釈変更を閣議決定した昨年7月(45・6%)に次いで、第2次安倍内閣発足後では2番目に低い。自民党支持率も34・8%で、4・5ポイントも急落している。

 首相が野党の反発をものともせずに、安全保障法制の整備や消費税率の引き上げ、農協改革に取り組んでこられたのも、高い内閣支持率があったからだ。衆参両院で与党が過半数を持ち、自民党内外から「1強」と言われる首相にとって、世論の後押しは政策遂行の原動力となってきた。

 しかし、このまま支持率が下がり続け、世論が離れれば、それも難しくなる。悲願の憲法改正どころか、無投票が有力視されている自民党総裁選に対抗馬だって出かねない。

 「ひいきの引き倒しだな」。今回の勉強会騒動に、ある自民党幹部は自嘲気味にこう語った。ひいきが過ぎて、政権が引き倒されたのでは元も子もない。

(政治部 小島優)

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