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【衝撃事件の核心】狙われる自宅の無線LAN ただ乗り簡単、犯罪に巻き込まれる可能性

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【衝撃事件の核心】
狙われる自宅の無線LAN ただ乗り簡単、犯罪に巻き込まれる可能性

無線LANの「ただ乗り」に使われたパソコンなどの機器=警視庁赤坂署

「ただ乗り簡単な環境」

 無線LANは、インターネット回線に接続されたルーターと、パソコンやスマートフォンなどの機器を無線で接続するもので、無線LANのセキュリティー対策は、無線通信を暗号化する手段が一般的。情報処理推進機構によると、暗号化の方式のひとつに世界で最初に登場した「WEP」という規格があるが、暗号化技術が単純などといった欠点が指摘されていた。

 藤田容疑者は、このWEPを利用していた無関係の男性方のLANに目を付け、ただ乗りを実行。ほかの家のLANにも試した形跡があったが、実際に接続したのは男性方だけだった。

 同課によると、藤田容疑者が使った高出力のアダプターは台湾製で、ネットオークションで3500円程度で購入したものだった。パスワードを解析するソフトは、すでに廃刊になったコンピューター雑誌の付録だったとみられる。

 ソフトはネットで無料でダウンロードできるものあるといい、警視庁幹部は「簡単にただ乗りできる環境は整っている」と指摘。「ただ乗りされれば気付かぬうちに犯罪に加担することになり、捜査対象となることもある」と話す。通信内容を盗聴され、重要情報を盗まれる可能性もあるという。

パスワード強化がかぎ

 ただ乗りを防ぐにはどうしたらいいのか。

 現在、暗号化の規格にはWEPより暗号技術の高い「WPA」「WPA2」などがある。同機構は、メーカーのサポート窓口で手順を確認し、ルーターとパソコンなどの機器の設定を変更してより強度の高い暗号方式を採用することを薦めている。

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