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【近ごろ都に流行るもの】「難デキ」で糖質ブロック ノンアルから、料理に流し込む「自前トクホ」まで

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【近ごろ都に流行るもの】
「難デキ」で糖質ブロック ノンアルから、料理に流し込む「自前トクホ」まで

難消化性デキストリンを配合したノンアル初のトクホ「サッポロ プラス」の開発責任者、望月佐和子さん=東京都渋谷区

 血糖値の上昇を抑える成分「難消化性デキストリン」の注目度が高まり、「難デキ」との愛称も生まれている。トウモロコシなどのでんぷんから抽出した水溶性の食物繊維で、特定保健用食品(トクホ)で「特定の保健目的に資する」と認められている成分だ。目新しくはないが最近、CMで成分名が連呼されたり、難デキ入りノンアルコールビールの新商品が相次いでおり、血糖値が気になるビール党や夏に向けたダイエット需要を喚起。成分そのものを買って、普段の料理に溶かし込む“自前トクホ?”派も増えている。(重松明子、写真も)

 難デキがトクホの関与成分に認可されたのは平成4年。 「順調に伸びてきたが近年、コーラやビール系飲料に使われるようになり成分名が知られるようになった」と、国内シェアを独占する製造元、松谷化学工業(兵庫県)。放送中のサントリーのトクホコーラ「ペプシスペシャル」のCMでは、「難消化性デキストリンは…」と成分名が強調され、「認知度が上がってありがたい」。

 6月10日現在、1164品目のトクホ食品中、370品目に難デキが使われている。

 小腸での糖質吸収を抑える働きで血糖値上昇を緩やかにするノンアル初のトクホ「サッポロ プラス」(350ミリリットル160円)は、5月26日の発売から約20日で出荷が1千万缶を突破した。開発の背景には、予備軍を含めると患者数2050万人(平成24年国民健康・栄養調査)にのぼる国民病、糖尿病があった。

 「ビール会社の社会貢献として、血糖値が上がる食事中に一緒に飲むことで価値が発揮できる、ノンアルのトクホをと考えていた」とサッポロビール新価値開発部の望月佐和子マネジャー。1缶あたり4グラムの難デキを添加しているが、「クセのないスッキリした味わいが実現できた」。

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