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【映画オタク記者のここが気になる】「長澤まさみはエロス担当」…是枝監督の今だから言える「海街diary」6つのこと

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【映画オタク記者のここが気になる】
「長澤まさみはエロス担当」…是枝監督の今だから言える「海街diary」6つのこと

映画「海街diary」で「エロス担当」だった長澤まさみ(左)と、「食担当」だった夏帆

「向田邦子より山田太一」

 映画やドラマには「女系家族」「細雪」「姉妹坂」など姉妹を主人公にした作品が少なくない。向田邦子の脚本で映画やドラマ化された「阿修羅のごとく」もあるが、本作の参照にしたのは「若草物語」と、山田太一脚本のテレビドラマ「想い出づくり。」(1981年、TBS系)だった。

 「海街~」は「向田邦子より山田太一なんです」と監督は言う。「大学時代に見てはまった『想い出づくり。』は結婚適齢期の3人姉妹(森昌子、古手川祐子、田中裕子)がそれぞれ男性と出会う。向田さんの脚本は女性に厳しく女性の嫌な部分が書かれていて『海街~』とタイプが違うなと思いました」

“小津的”なもの

 是枝作品はしばしば小津安二郎監督の作風との共通点が指摘される。今回は特に鎌倉が舞台ということもあるが、意識したのか。

 「いつも意識はしていないですよ。ただ原作を読んだときに小津的な要素を感じた。原作を通して小津が見えてきて、『麦秋』や『東京暮色』なんかを見直したときに人間の物語よりもっと大きな時間が巡っていく中に人がいると思った。人間中心主義ではない中で人の営みが反復されていきながら変わっていく世界が『海街』と似ていた。原作のタイトルが『鎌倉四姉妹物語』ではなくて『街』と『日記』なのはとても小津的だと思いました」

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