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【ソウルから 倭人の眼】“反日行脚”経て初の訪日 韓国外相 交錯する配慮と歴史への執着

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【ソウルから 倭人の眼】
“反日行脚”経て初の訪日 韓国外相 交錯する配慮と歴史への執着

 中東呼吸器症候群(MERS、マーズ)コロナウイルスの感染拡大で国を挙げて大騒ぎとなっている韓国から、尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が日韓国交正常化50年の記念日に合わせて訪日した。朴槿恵(パク・クネ)大統領が訪米を延期するなど、政府あげて対応に追われる中、対日関係改善への姿勢を見せた格好だ。ただ、尹外相が岸田文雄外相との21日の会談で、日本の世界遺産登録に向け韓国側の意向を反映させたように、韓国は慰安婦をはじめとする日本との“歴史認識問題”には、相変わらず執着し続けている。(ソウル 名村隆寛)

感染報道一色のなかで

 日常的に日本には厳しい報道を展開する韓国メディアが、5月下旬からはMERS報道一色だ。政局でもMERS。経済がらみでもMERS。4月末の安倍晋三首相による米議会演説のときのような激しい日本バッシング、反日報道は影をひそめた。

 安倍首相演説の際は、直前に李完九(イ・ワング)前首相ら朴大統領の側近による裏金疑惑が起こり、メディア報道も一時期は「裏金疑惑報道」が占めた。だが、こちらも鳴りを潜め、忘れ去られたかのようだ。朴大統領自らが「国家的困難」と言うほどに、韓国は今、MERS感染への対処で苦闘している。

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