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【水族館イルカ問題】「すべてメスで自前で繁殖できない」 登別マリンパークニクスの桑山未来館長が危惧 「JAZA脱退の道を選ばざるを得ない事態も…」

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【水族館イルカ問題】
「すべてメスで自前で繁殖できない」 登別マリンパークニクスの桑山未来館長が危惧 「JAZA脱退の道を選ばざるを得ない事態も…」

追い込み漁によるイルカ入手から繁殖中心に変わることで水族館からイルカが着実に減ると懸念を示す施設もある

 世界動物園水族館協会(WAZA)が日本伝統の追い込み漁によるイルカ入手を一方的に問題視し、除名をちらつかせ、改善を迫った問題。日本動物園水族館協会(JAZA)は全会員への投票の末、苦渋の決断でWAZAに残り、追い込み漁による入手をやめる決断をした。「登別マリンパークニクス」(北海道登別市)の桑山未来(みき)館長に懸念を聞いた。

 「WAZAにとどまるとした今回の決定は、JAZA全体でみれば、妥当な判断であったと思う。特に動物園にとっては、WAZAに加盟していなければ、希少動物の繁殖で個体の融通のほか、必要な情報が入ってこなくなる。動物の新しい治療方法といった今必要な情報も入手できなくなるのは大きな痛手となっただろう」

 《今回の決定を受け、JAZAは繁殖中心にイルカ入手方法を変える。「登別マリンパークニクス」では飼育する8頭のうち4頭が追い込み漁での入手だ》

 「水族館にとっては、イルカの存在は非常に大きく、追い込み漁で入手できなくなるという現実は重く受け止めざるをえない。今後イルカが入手できなくなれば、将来的にショーができなくなる状況も生まれるのではとの不安は強い」

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