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【ソウルから 倭人の眼】現実無視できず プライドも捨てられず「孤立」憂う韓国の“独り相撲”

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【ソウルから 倭人の眼】
現実無視できず プライドも捨てられず「孤立」憂う韓国の“独り相撲”

 ただし、ケリー氏の言葉からは、日米関係強化の一方で、韓国重視の姿勢を示すことで日本への対抗心やひがみを和らげようとする意図がうかがえる。リップサービスなのである。「ジェスチャーのように見えた」(朝鮮日報社説)と認めるメディアもあった。

 むしろ、ケリー氏は日韓(首脳会談)による直接対話を促し、「未来志向の関係」の必要性を強調の上で、慰安婦問題で悪化した関係の改善を促した。韓国メディアの中には、ケリー氏が「歴史認識問題で韓国側に理解を示した」と都合のいい解釈も少なくはなかったが、ケリー氏は日本との歴史問題に固執する韓国に日韓関係改善に向けた努力を促したわけだ。

もっとやるべきことが…

 韓国が日本との歴史にこだわる一方で、北朝鮮からは潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験や、幹部粛清の動きが伝えられている。北東アジアでの現実的な安全保障への対応に、韓国の歴史への固執は妨げとなっており、これに対する米国政府への苛立ち、懸念をケリー氏は“やんわり”と伝えた。

 ケリー氏は同日、朴槿恵大統領とも会談した。朴大統領は米国の胸の内を際していたのか、歴史問題での日本批判はしなかったという。6月に訪米を控え、米国への無駄な刺激を避けたとみられる。

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