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【ソウルから 倭人の眼】現実無視できず プライドも捨てられず「孤立」憂う韓国の“独り相撲”

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【ソウルから 倭人の眼】
現実無視できず プライドも捨てられず「孤立」憂う韓国の“独り相撲”

 安倍晋三首相の訪米と米上下両院合同会議に強い批判や反発を繰り返していた韓国のメディア世論が、ここに来てトーンダウンしている。18日にソウルで行われた米韓外相会談の後は、以前のような“外向きの威勢のよさ”は、やや薄らいだ。歴史認識をめぐる日本非難を展開した揚げ句に、今度は「韓国の孤立」を自覚。現実を前にして焦っているかのようだ。(ソウル 名村隆寛)

自覚した外交的孤立

 安倍首相演説(4月29日)の後、演説内容に「慰安婦への謝罪」などが入っていないと猛反発していた韓国メディア。その裏では、米議会での安倍首相の歓迎ぶりに見られた日米関係の進展に“韓国孤立”への懸念が、日増しに高まっている。

 安倍演説の前にインドネシアで日中首脳会談が行われたこともあり、なおさらのことだろう。米中の首脳とそれぞれ固く握手する安倍首相の姿をながめる韓国世論には、一種の嫉妬感さえ漂う。メディアの批判はいつの間にか、「孤立を招いた」と韓国外務省に向かった。

 そんな中、ケリー米国務長官をソウルに迎え、韓国の“外交的挽回”への期待は高まった。

 「韓国の安全保障に対する米国の姿勢は鉄壁だ」。18日の米韓外相会談後、韓国の尹炳世外相との共同記者会見でケリー氏が強調した“緊密な米韓同盟”に韓国は安心した。さらに、ケリー氏が慰安婦問題について「甚だしい人権侵害」との表現を使ったことにも満足していた。

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