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【北朝鮮拉致】「誰も帰ってきません」講演からビデオメッセージに切り替えざるを得なくなった「めぐみさん両親」の苦渋

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【北朝鮮拉致】
「誰も帰ってきません」講演からビデオメッセージに切り替えざるを得なくなった「めぐみさん両親」の苦渋

講演向けのメッセージを収録する拉致被害者、横田めぐみさんの父、滋さんと母、早紀江さん=5月13日、川崎市内

 だが、運動を始めた当時は60歳代だった2人も年を重ね、体調の不良を感じることが多くなった。滋さんは長く家族会の代表を務めていたが、19年9月に胆嚢(たんのう)の摘出手術を受け、その年の11月に代表を退任した。早紀江さんも背中の痛みなどを訴えている。

 「疲れていて講演に行けないときには、このビデオを持っていってもらって、見てもらう形にすれば体が楽になると考えました」。メッセージを作成する理由について早紀江さんはそう話す。

 2人は昨年秋から今年初めにかけ、休養のため講演活動を休止。活動を再開した今も、その数を制限している。そんな2人の代役を果たすのが今回収録したビデオメッセージだ。めぐみさんと元気な姿で再会するための決断だった。

 今回のメッセージ作成にも協力した田島さんは「ビデオを見て頂き、周囲で拉致問題を話題にして、北朝鮮への怒りの声を上げてもらいたい」と話す。

 今も拉致被害者を返そうとしない北朝鮮。その被害に遭っためぐみさんらのつらさ、家族の苦しみがメッセージに凝縮されている。

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