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【憲法特集 番外編】「主権回復後、数年で改正できると思っていた」芦田元首相の孫、下河辺氏「独憲法修正をみて、なぜ日本だけがと思ったろう」

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【憲法特集 番外編】
「主権回復後、数年で改正できると思っていた」芦田元首相の孫、下河辺氏「独憲法修正をみて、なぜ日本だけがと思ったろう」

芦田均元首相

 --では、何のために修正したのか

 「芦田は文章というものに非常に厳しい人だった。9条の1項と2項で通りが悪いからいじったということではないか。ただ、芦田の修正によってGHQの中に『日本は軍備をできるようになった』という感想を漏らした人がいた。芦田はそれを知って、『しめた』と思ったのではないか。『向こうがそう思うのなら、それを利用しよう』と。政治家だから、世の中の大勢をみながら発言するという、ある意味ではずるい面もあったと思う」

 --芦田氏は憲法をこれほど長い間、改正できないと想像していたと思うか

 「思わない。昭和27(1952)年のサンフランシスコ講和条約発効で日本が主権を回復し、それから数年で憲法をいじれるだろうと考えていたと思う。同じ敗戦国のドイツ憲法(基本法)は芦田が存命のときに修正されて、『なんで日本だけが』という思いはあったでしょう」

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