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【憲法特集 番外編】「主権回復後、数年で改正できると思っていた」芦田元首相の孫、下河辺氏「独憲法修正をみて、なぜ日本だけがと思ったろう」

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【憲法特集 番外編】
「主権回復後、数年で改正できると思っていた」芦田元首相の孫、下河辺氏「独憲法修正をみて、なぜ日本だけがと思ったろう」

芦田均元首相

 --GHQが新憲法制定を急いだことについては

 「芦田にも『憲法を早く作らないと天皇制を護持できない』という思いはあったではないか。極東委員会(日本占領の最高政策決定機関)でソ連や中国が天皇制排除を働きかけ始めていましたから」

 --小委員長として、9条2項に「前項の目的を達するため」との文言を追加修正したのは芦田氏だ

 「戦争放棄を定めた9条1項に『国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する』とある。同様の文言があるパリ不戦条約(1928年)で、国際紛争を解決するための戦争とは『侵略戦争』と解釈されており、芦田が2項に『前項の目的を達するため』という文言を追加したことで、『自衛戦争』は放棄されていないという解釈も成り立つ。そのため、『芦田は自衛戦争を放棄しないために修正した』という人もいる」

 「ただ、芦田は2項をいじったことで自衛のための戦力を持てるようになったとか、集団的自衛権を持てるようになったとは考えていなかったと思う。もし、そういう意図があったら、どこかにメモが残っているはずだが、まったく残っていない」

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