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【憲法特集 番外編】「主権回復後、数年で改正できると思っていた」芦田元首相の孫、下河辺氏「独憲法修正をみて、なぜ日本だけがと思ったろう」

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【憲法特集 番外編】
「主権回復後、数年で改正できると思っていた」芦田元首相の孫、下河辺氏「独憲法修正をみて、なぜ日本だけがと思ったろう」

芦田均元首相

 昭和21年、帝国議会の衆院憲法改正小委員長として現行憲法の制定に深く携わった芦田均元首相は、憲法にどのような思いを抱いていたのか。孫の下河辺元春氏(75)が芦田氏の思い出を語った。

 --芦田氏はなぜ小委員長を引き受けたと思うか

 「芦田は自由主義的な発想を持っていたが、米国や英国の憲法をひな型にして日本の憲法を作ったのでは定着しないと思っていた。南米やアフリカの例をみればわかる。国民に根付かない憲法をもった国では、騒乱や反政府運動が起こっている。芦田は皇室や神社、お寺に対する日本人の思いや風土を大切にしながら、日本独特の憲法を、できることなら作りたいと思っていた」

 「ただ、当時は残念ながら占領下にあったので、戦勝国を相手に『自分たちが理想とする憲法を作らせてくれ』とはいえない。だけど、そうした中でも、少しでも理想のものを作りたいということで、GHQ(連合国軍総司令部)と知恵比べをやったのだと思う。被占領国の悲哀ですね」

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