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【経済インサイド】市場走る「ソフトバンクが米スプリントを売る」噂 再びアジアでM&A観測も

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【経済インサイド】
市場走る「ソフトバンクが米スプリントを売る」噂 再びアジアでM&A観測も

米携帯キャリアのスプリント・ネクステルの買収について記者会見するソフトバンクの孫正義社長=左=と、スプリント社のダン・ヘッセCEO(当時)=2012年10月15日、東京都中央区

2年ごとに興味の対象が変わる!?

 孫社長がシングテル以外の買収案件に触手を伸ばす可能性もある。携帯電話利用者10億人規模のインドで最大のバーティ・エアテル、世界中に子会社を持つ英ボーダフォンなど、孫社長の「夢」である世界最大の通信事業者の道を一挙にたぐり寄せる可能性もある。ただし、いまのソフトバンクに数兆円から10兆円近いとみられる巨額買収を仕掛ける体力はなさそうだ。

 ソフトバンクは今年2月、米国西海岸の拠点に集めていた約200人の社員を日本に引き揚げさせた。スプリントとの端末共同開発など米国事業拡大ための拠点を縮小したのだ。大手通信事業者首脳は「スプリントから手を引く第一歩ではないか」といぶかしがる。

 ソフトバンクの社長室長を8年務めた嶋聡元衆議院議員は「孫社長は大体2年ごとに興味の対象が変化する」と漏らす。2013年7月にスプリントを買収してからもうすぐ2年。孫社長は決算会見で「山に登ってみないと見えない景色がある」とスプリント再建を登山に例えてみせたが、そろそろスプリントへの興味が薄れる時期かもしれない。

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