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【トレンド日本】「子育てのために会社、辞めます」“ゆるキャリ”志向のイクメン 在宅で起業する「メリット」と「落とし穴」

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【トレンド日本】
「子育てのために会社、辞めます」“ゆるキャリ”志向のイクメン 在宅で起業する「メリット」と「落とし穴」

 会社を辞め、“身の丈に合った生活”をすれば家族との時間もゆったり過せるという(写真はイメージ)

 現在、在宅勤務4年目、マイペースに仕事を入れている。会社員時代は手取り400万円ほどだった年収は、今では年商数千万円にまでなったが、「1人起業だから、これくらいがちょうどいい」と笑う。一般的には驚くべき数字だが、立野さんにIT分野のスキルと人脈があった上、企業の社員と起業家とは収入の構造がまったく違うからこそなのだろう。

 また、清掃関連会社の正社員、後藤次郎さん(仮名、43)は夫婦でブログを開設、アフィリエイト(成功報酬型広告)収入を得はじめている。「将来的には自宅で仕事したい。会社を生かすも殺すも社長の目利き力次第。社員は社長方針に翻弄され、身分は不安定なものです。会社に人生と収入を頼るのは危険」。以前、中小企業コンサルタントとして多くの企業の内情を見てきただけに、後藤さんの言葉には説得力がある。

 妻も後藤さんもバツイチ同士の再婚。家族は妻とその連れ子2人だ。1人は身体障害児で2年ごとに入院・手術が必要だという。現在の仕事は深夜勤務のため、子供たちが帰宅して宿題や食事をする頃まで一緒に過ごした後、出勤している。「今の会社からの収入は30万円ほど。アフィリエイトで手持ち資金を増やし、家族が十分に暮らせる程度の収入を確保できれば、会社勤めから足を洗います。将来は農園をやりたいんです」

身の丈に合った起業で家族との時間を

 立野さん、後藤さんが共に「あの働き方は理想」とするのが、起業支援などを行う「シーサイドレーベル」代表の藤田哲也さんだ。

 藤田さんは10年前まで会社員だったが、サラリーマン生活に嫌気がさして退職し、ネットビジネスで1人起業。平成21年に同社を設立、コンサルタントとして活動する。自身も妻と、2人の子育て中で、子供たちが寝返りをうち、ハイハイやつかまり立ちを始めた瞬間など、成長を自分の目で見てきた。

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