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【日本の議論】「ジェルボール」相次ぐ乳幼児の誤飲 手軽さの裏側で死亡例も「とにかく手の届かぬところに」

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【日本の議論】
「ジェルボール」相次ぐ乳幼児の誤飲 手軽さの裏側で死亡例も「とにかく手の届かぬところに」

子供が誤飲する事故が相次いでいる「ジェルボール」。透明フィルムに包まれており、ゼリーのようにも見える(小野淳一撮影)

 

 フランスでは2005~13年までのパック型液体洗剤の事故は7500件以上で、うち6歳未満が94%を占めた。角膜炎症が83件、呼吸器合併症が21件報告されており、そのうち集中治療が必要だったケースも6件あった。

 イギリスでは、09年5月~12年7月までに1486件の事故があり、子供4人が呼吸困難になった。

 米国では2012~13年に6歳未満の子供によるパック型液体洗剤の事故が1万7千件以上あり、死亡事故も1件あったという。

豆腐がつぶれる程度の力で破れる

 国際安全規格「ISO/IECガイド50 安全側面-子供の安全の指針」によると、3歳までの乳幼児は、身の回りにある物を口に入れて調べようとする行動特性がある。つかんだものを口に入れることは発達段階の一つで、反射の一つとも考えられている。

 国民生活センターは、幼児がパック型液体洗剤を手に取り、かんだ場合や握った場合を想定して検証実験を実施した。

 乳幼児が玩具を口にしてかみ切ったり、割れたりしないかを調べる「かむ試験器」にパック型液体洗剤を置き、唾液やよだれを想定して水約0・5グラムを垂らして力を加えてみると、豆腐がつぶれる程度の力でフィルムが破れ、液体洗剤が漏れ出たという。

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