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【経済インサイド】株主に電話かけまくった「娘」 「俺は勝てる」と軍議に出ぬ「父」は機関投資家に切り捨てられた…大塚家具委任状争奪戦の舞台裏

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【経済インサイド】
株主に電話かけまくった「娘」 「俺は勝てる」と軍議に出ぬ「父」は機関投資家に切り捨てられた…大塚家具委任状争奪戦の舞台裏

投資家の多くは娘・久美子社長の支持に回った

 経営主導権をめぐって創業家父娘が激しい委任状争奪戦(プロキシファイト)を繰り広げた3月27日の大塚家具の株主総会は、長女である大塚久美子社長が“続投”する「会社提案」が61%の支持を得て可決され、父親で創業者の大塚勝久元会長は退任に追い込まれた。勝敗を分けたのは、機関投資家、個人株主を取り込めたかどうかだった。

機関投資家、個人投資家の動向が焦点 

 議決権ベースで、久美子氏に43%、勝久氏に37%-。総会開始直前の27日朝、勝久氏側が行った「票読み」だ。

 株主から送られてきた委任状や議決権行使書の数なども含めて弾き出した数字。勝敗は、総会本番、合計約10%の議決権を持つ機関投資家の日本生命保険、東京海上日動火災保険の2社、さらに約16%を占める個人株主のうち、実際に出席した人がどう動くかに絞られた。

 保険2社は久美子氏支持に回る。関係者の見るところ、2社は大塚家具のコーポレートガバナンス(企業統治)を重視。「原則、会社への敵対行為である」(関係者)勝久氏の株主提案に、保険2社は賛成できなかったとみられる。さらに、個人株主も多くが久美子氏側に回った。

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