産経ニュース

【北海道検索中】福岡の明太子屋がオホーツク沿岸で作る人気土産「ほがじゃ」 きっかけは79歳社長の行動力

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【北海道検索中】
福岡の明太子屋がオホーツク沿岸で作る人気土産「ほがじゃ」 きっかけは79歳社長の行動力

北海道のお土産として人気の「ほがじゃ」

 北海道の人気のお土産に海の幸のせんべい「ほがじゃ」がある。大きな文字で「ほ」と書かれていて、売り場でもとても目立つパッケージ。味も特徴があり、ビールにもよく合うと評判だ。

 「ほがじゃ」は、オホーツク海に面した人口約5200人の小清水町で作られている。札幌から高速バスで約6時間。同町は、砂丘に広がる小清水原生花園で知られ、ジャガイモ、ビート、小麦の生産が中心の町だ。

 作っているのは、「山口油屋福太郎」。食品油の製造メーカーとして明治42年に創業、昭和48年から辛子明太子も製造販売している福岡の会社だ。ここで作っているのには理由がある。同社の山口毅社長(79)は、もう何度もそのことを話しているのだろう、よどみなく語る。

 同社は福岡で辛子明太風味せんべいの「めんべい」を販売している。

 「平成22年に、天候が良すぎて、ジャガイモが穫れなかった。そのころテレビで放送され、『めんべい』が売れ続けていたにもかかわらず、原料のじゃがいもでんぷんが不作で品切れしてしまった」

 頭を抱えていた山口社長の耳にたまたまラジオから聞こえてきたのが、小清水町で作った「世界一大きなでんぷん団子」の話題。23年2月、その団子がギネス世界記録に登録されたときのことだ。

 すぐさま山口社長が行動力を発揮し、電話して小清水町に出掛けた。その後も何度も出掛けては原料購入の交渉をしていたが、「閉校する小学校があるから、こっちに来ませんか」と小清水町での製品作りを誘われると、廃校2校を買い取り、工場にリニューアルしてしまった。地域の雇用促進にも大いに貢献している。

 そもそも「ほがじゃ」のもとになる「めんべい」が作られたのは、明太子は賞味期限が短いので、賞味期限の長いものが何かできないかという発想から。ビールに合うようにとも考え、名前も「めんべい」にして大ヒットした。

このニュースの写真

  • 福岡の明太子屋がオホーツク沿岸で作る人気土産「ほがじゃ」 きっかけは79歳社長の行動力
  • 福岡の明太子屋がオホーツク沿岸で作る人気土産「ほがじゃ」 きっかけは79歳社長の行動力
  • 福岡の明太子屋がオホーツク沿岸で作る人気土産「ほがじゃ」 きっかけは79歳社長の行動力

「ニュース」のランキング