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【日本スプリントの挑戦】(23)より速くなるために 山県亮太は米国行きを決めた

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【日本スプリントの挑戦】
(23)より速くなるために 山県亮太は米国行きを決めた

4月2日、セイコーホールディングスに入社した山県亮太は、目標タイム「9秒99」が表示された電光掲示の横でポーズを取った

 山県は実際、練習に参加させてもらった。当初、心配していたコーチングスタッフと全く意見が合わないということもなく、メンバーも温かく迎え入れてくれた。

 フォームに関しては、2つのことを指摘されたという。

 「腕を大きく振るように」。「つま先を上げろ」

 腕の振りは推進力を生む狙いがあり、つま先を上げろというのは、蹴り出しの際に足首を固めることで、ふくらはぎを利かせるのではなく、臀部からの力をしっかり地面に伝えろという意味だ。理屈は理解できた。

 一方で、驚かされたのはウエートトレーニングだった。開始が、眠気も抜けきらぬ午前7時。全員で週4日、下半身中心のメニューだったが、そのうち2日はベンチプレスで最大値に近い重量を挙げさせられた。

 宿泊先のホテルの朝食は同7時がスタートだった。そのため、ナイキ関係者の運転する車で6時にホテルを出発し、ジムに向かう途中、売店で朝食を買い込む生活だった。

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