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【法廷から】隣客を暴行死させ、そのままラーメンを完食した男に「懲役7年」 法廷で男が見せた「号泣」と「自己分析」

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【法廷から】
隣客を暴行死させ、そのままラーメンを完食した男に「懲役7年」 法廷で男が見せた「号泣」と「自己分析」

 犯行直前に、被害者がかけていたメガネを被告が外したという。「自分もメガネが割れてけがをしたことがあったから。(被害者の)失明などを考え、自分の手も切れると思ったから」と冷静な部分も証言した。

 公判では、裁判長が検察官の質問の意図について「不明だ」と注意するなど、検察側の被告への追及不足の面も感じられた。ただ、被告の認識の甘さについて、検察官が強く諭す場面が印象的だった。

 検察官「事件の原因として一番は酒だと思っているか」

 被告「酒が入っていることも要因にある。後はストレスとか体の疲れとか」

 検察官「他には」

 被告「短気な性格だったのかなと今思う」

 検察官「あなた、3番目に短気な性格を挙げたが、酒を飲んでいる人やストレスを抱えている人は、世の中にいくらでもいる。それでキレて暴力を働くのか。(短気な性格が)大事な原因だったのではないのか、その辺強く考えてくださいね」

 検察官の迫力に、被告は素直に「はい」と答えた。

ラーメン追加注文は量刑に考慮されず

 判決では「体重120キログラムの被告が一方的に顔面や腹部を数回踏みつけ、重大な結果を引き起こす危険なのものであった」と指摘。その上で「危険な暴行を被害者のささいな言動に立腹して行ったもので、動機に非難の度合いを軽くする事情は見当たらない」とした。

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