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【スポーツ雑記帳】投球、サーブ、PK…ゴルフだけじゃない 「イップス」を克服するには

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【スポーツ雑記帳】
投球、サーブ、PK…ゴルフだけじゃない 「イップス」を克服するには

大学時代、イップスのような投球障害に苦しんだという島袋(中川春佳撮影)

 「イップス」というと、ゴルフ特有の運動障害と思われがちだが、実際はスポーツのあらゆるシーンで何の前触れもなく起こる。ふだんは普通にできているスイングや投球動作が緊張する場面になると、筋肉の硬化を起こし、本来の動きができなくなる。今季、プロ野球ソフトバンクに入団した島袋洋奨も中大時代、投球障害に悩んだ。イップスに特効薬はない。「長いトンネル」から脱出するのにかかる時間はまちまちだ。専門家は「治そうと意識するのではなく、克服・乗り越えるもの」と“心のありよう”を強調する。

イップス第1号はだれか

 イップスの語源は「子犬がほえる」意味の英語の「yip(イップ)」にあるという説がある。「元祖イップス」は1930年頃に活躍したゴルファー、トミー・アーマー(米国)とされ、緊張するパッティングなどの場面で手の震えやけいれんが出た。世界を舞台に活躍したアーマーが自らの症状を形容したのが、子犬がキャンキャン鳴く「yip」だったといわれている。

 アーマーの悲劇は例外ではない。国内外の著名なゴルファーがイップスの深みにはまった。それまでの順風満帆な競技人生で経験したことのない「地獄」。グリーン上で短いパットをしようと構えた瞬間、パターを突然振れなくなる“症状”が広く知られている。

 全米オープン4勝など輝かしい記録を達成したベン・ホーガン(米国)もまた、重いイップスにかかり、それがきっかけで現役引退を強いられたという。国内では小達敏昭が「アプローチ・イップス」に陥った。内藤雄士という名コーチと出会い、スイング改造でイップスから脱出した。

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