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【経済インサイド】「馬鹿げた計画」酷評「宇宙太陽光発電」 NASAが手を引いても開発続ける「技術立国日本」の意地

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【経済インサイド】
「馬鹿げた計画」酷評「宇宙太陽光発電」 NASAが手を引いても開発続ける「技術立国日本」の意地

宇宙太陽光発電システムのイメージ図(JAXA提供)

 一方、日本は90年代のエネルギー開発構想として通商産業省(現経済産業省)が2000年ごろにシステム開発の構想を立ち上げたことをきっかけに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や民間企業が中心となり研究開発を進めていた。今月12日には三菱重工業がSSPSに不可欠な技術である電波で電気を送る実験で成功したばかり。このほかIHIなど重機械メーカーが中心となり研究開発が行われており、政府もそうした企業に予算を振り分けるなど、支援を惜しまない。

部品打ち上げだけで5兆円!?

 そもそも、SSPSの設置計画を実現するのにどれくらいの予算がかかるのか。平成19年度の太陽光発電利用促進技術調査による試算分析によると、原子力発電所1基分に相当する100万キロワットの発電能力を持つSSPSを2030年ごろを目標に設置した場合のコストはざっと約1.3兆円。それも「将来の技術革新を考慮したうえでの試算で、かなり安く見積もった金額」(経産省宇宙産業室)で、現実的には2兆円を超えるといわれる。

 となると実現するための最大の課題は、やはりコストを削減するための技術革新にかかってきている。

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