産経ニュース

【日本の議論】「騙された」「蚊に効くんじゃないのか」炎上『虫よけ剤』表示問題、実際に“効く”のか、“効かない”のか?

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【日本の議論】
「騙された」「蚊に効くんじゃないのか」炎上『虫よけ剤』表示問題、実際に“効く”のか、“効かない”のか?

 対象となったメーカーなどにも問い合わせが相次いでおり、ネット上には「つるしていたのに蚊が部屋に入ったことがある」「大半の人が蚊にも効くと思って買ったんじゃないのか」といった書き込みが散見される。

 虫よけ剤によく使われている「ピレスロイド系」薬剤のピレスロイドとは、除虫菊に含まれる有効成分の総称。ほ乳類や鳥類に対する毒性が弱く、昆虫には強力に作用することから多くの殺虫剤に使われる成分だ。蚊取り線香が蚊を殺すのもこの成分のためで、蚊に効果があるのは長年の経験で実証済み。薬理学を専門とする唐木英明・東大名誉教授は「ピレスロイドは昆虫の神経に作用する薬。ユスリカに効けばアカイエカにも効くと考えるのが普通」と指摘する。

実験を「蚊」で行うメーカーも

 しかし、今回の措置命令を受け、アース製薬は「蚊を対象とした商品ではありません」との表示を追加した。広報担当者は「有効成分は蚊にも効くが、効果はマイルド。お客さまに誤解を与えないように表示を改めた」と説明する。

 一方、大日本除虫菊は「使用目安の範囲は屋内テストの結果」「屋内と屋外の境目に吊るして下さい」などの表示追加にとどめ、蚊への効果についてはとくに言及していない。興和も「シャットアウト」を「対策」、「三次元バリア」を「三次元に広がる」との表記変更にとどめた。

「ニュース」のランキング