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【経済インサイド】ガス自由化「1年遅れ」で電力業界「不公平。客とられる」と悲痛な抗議 自由化時差が生む電力-ガス「セット販売」の“天国と地獄”

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【経済インサイド】
ガス自由化「1年遅れ」で電力業界「不公平。客とられる」と悲痛な抗議 自由化時差が生む電力-ガス「セット販売」の“天国と地獄”

電気・ガスのセット割引がガス業界よりも1年遅れることに、電力業界は危機感を強めている。

 自由化でとくに注目されているのが、電気やガスを一緒に販売するといったセット販売のサービス拡大だ。事業者にとっては「セットで契約すれば、何%割り引きます」といったうたい文句で、顧客を囲い込むことができる。消費者にとっても割引の特典や、電気とガス代を一緒に支払えるといった利点がある。

 携帯電話大手のソフトバンクは自社でつくった電気と携帯電話のセット割引を検討しているとされる。また、「ENEOS」ブランドで知られるJX日鉱日石エネルギーといった石油元売りは、電気とガソリンを一緒に販売することを検討している。そのほか、ハウスメーカーや損害保険会社なども自社の商品と電気をセットで販売することができるようになるのだ。

 東京電力も今月、電気と携帯電話契約のセット販売を目指し、NTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンクの携帯電話大手3社と提携する方向で交渉に入る見通しだ。4月中にも提携先を絞り込み、基本合意を目指す。28年度にもサービスを開始し、顧客を囲い込む狙いだ。

 東電は電気と携帯電話をセットで契約することで料金を数%割り引くことを検討する。携帯電話会社の窓口で電気の契約を受け付ける、といったサービスも実現する可能性がある。

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