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【消えない戦慄 地下鉄サリン事件20年(1)前半】地下鉄サリン当日、麻原死刑囚「今日、いいこと起きている」 本紙単独取材に四女明かす

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【消えない戦慄 地下鉄サリン事件20年(1)前半】
地下鉄サリン当日、麻原死刑囚「今日、いいこと起きている」 本紙単独取材に四女明かす

麻原彰晃死刑囚が逮捕された山梨県旧上九一色村の教団施設「第6サティアン」(中央の写真は逮捕時、平成7年5月16日撮影)。現在の跡地は草が生い茂り、世界を震撼させた現場を想起させるものは残されていない=14日、山梨県富士河口湖町(奈須稔撮影)

 「逮捕される父の姿を見たくなかったのか、立ち話のときの父に嫌悪感を抱いていたのか」。今も四女は父に会いに行かなかった理由を整理できていない。

 事件については「父にとって自己保身。自分に迫る強制捜査を攪乱(かくらん)したかった。一般人や信者がどうなっても構わなかった。自分と自分を神聖化する教団を守りたかったに違いない」と理解している。

「子供は親選べない」

 四女は元年に静岡県富士宮市の教団施設で生まれた。2歳ごろに旧上九一色村に移り、3歳で立位礼拝(りついらいはい)=立ち上がったり体を床にはわせたりする修行=を2時間こなすなど、幼少期は修行三昧の日々だった。

 「子供は親を選べない。私がオウムを選んだこともない。ただ、昨日生きていた人が今日死んでいる状況はつらかった。洗脳される以外に生き残る道はなかった。『ここはおかしい。いつか脱出しよう』と思っていた」

 麻原逮捕後、家族は関東の教団施設などを転々とする。行く先々で就学拒否など住民の反対にあった。

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