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【貳阡貳拾年 第5部 日本を変える技術(2)】ロボット操作、心拍数や脳波計測…広がる「ウエアラブル端末」の未来

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 すでに鉛筆をつかむなど細かい動作もでき、劇薬の製造現場や災害時などで活用が見込まれる。だが、キャッチボールのように動くボールをとらえるには、画像の認識や操作の時間差が課題だ。そのためロボットの画像認識の速度を人間の10倍まで向上し、操作者より先回りしてボールの軌道を予測するなどの改良を進めている。千葉大大学院准教授の並木明夫は「ロボットが人間の動きを補正し、サポートできるようにしたい」と語る。

 ウエアラブル技術の活用はロボットにとどまらない。東レとNTTは、着ている人の心拍数を計測できる機能素材「hitoe(ヒトエ)」を共同開発した。心臓が発する数ミリボルトの微弱電流をとらえる高導電性樹脂を、1万分の数ミリという最先端繊維「ナノファイバー」にコーティング。着用者の心拍数を精密に測り、無線通信でスマートフォンなどに送る。

 すでにスポーツ衣類大手のゴールドウインが昨年12月、着るだけで心拍数を精密に測るスポーツウエアに採用。現在は用途が限定的だが、医療機器として認可されれば心電計を装着しないでも不整脈などの検査ができる。

国内市場は5倍超へ

 東レは「将来的に心拍数のみならず、脳波などより多くの生体情報の計測に役立つ可能性がある」と活用範囲の拡大を期待する。心拍数をほかの端末に送れば、歌手の鼓動を感じながらコンサートを鑑賞するなど新たなエンターテインメント体験にもつながる。

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