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【スポーツ異聞】平昌五輪“深刻” スキー会場「不合格」、ジャンプ台は「落下危機」、テスト大会は「ほぼ不可能」

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【スポーツ異聞】
平昌五輪“深刻” スキー会場「不合格」、ジャンプ台は「落下危機」、テスト大会は「ほぼ不可能」

平昌のジャンプ台前で、開催3年前のイベントを行った五輪大会組織委員会。このジャンプ台は「重大な欠陥」があると国営放送KBSが報じた。さらにスキー会場の施設についてFISが「不合格」と判断。難問が尽きない(AP)

 また、観光施設として建設したため、眺望の良い山頂にある。そのため、FISの制限値である秒速3メートル以上の風が昼間は吹き、最大5メートルに達するという。09年に開催された国際大会では米国選手が突風で失速し、落下。けが負う事態が起きた。特に冬季は風が強く、韓国代表も練習ができないほどだとか。

 KBSは不備の通知から5カ月経過しても「何の措置もなされていない状況だ」とし、「組織委は29億ウォンの予算を計上したが、全体のメンテナンスには金額が足りない状況。今年10月までにFISが要求した水準に合わせることができるか疑問だ」と批判した。

 インフラ関連予算を除く大会運営費2兆540億ウォンのうち8530億ウォンを賄う計画のスポンサー契約料は目標の30社からほど遠い4社しか契約に至っていない。新設施設の五輪後の再利用の計画も4施設で未定のままと、あらばかりが目立っている。

 朴槿恵大統領は2月24日に大統領府に大手企業の幹部21人を招いた昼食会で「企業家の皆さんが韓国のメディチ家となり、文化・芸術分野の投資と支援を拡大してほしい」と要請。学問や芸術への支援を惜しまず、イタリアのルネサンス文化発展に寄与したメディチ家に絡めて資金提供を求めた。さらに「平昌五輪の開催は企業にとってもブランドイメージを高める絶好のチャンスだ」「平昌五輪が世界の人たちにとって文化オリンピックにもなるよう、積極的な支援をお願いしたい」などと語った。支持率が低迷する朴大統領の言葉で五輪の苦境がどれだけ改善されるか注目される。

 ネットユーザーからは「くだらないプライドを捨てて分散開催するか開催資格を返上して」「これが今の韓国のレベルということか」など相変わらず“中止”を求める意見がやまない。

  

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