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【スポーツ異聞】平昌五輪“深刻” スキー会場「不合格」、ジャンプ台は「落下危機」、テスト大会は「ほぼ不可能」

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【スポーツ異聞】
平昌五輪“深刻” スキー会場「不合格」、ジャンプ台は「落下危機」、テスト大会は「ほぼ不可能」

平昌のジャンプ台前で、開催3年前のイベントを行った五輪大会組織委員会。このジャンプ台は「重大な欠陥」があると国営放送KBSが報じた。さらにスキー会場の施設についてFISが「不合格」と判断。難問が尽きない(AP)

 韓国・文化日報によると、江原道と関連団体はすでに五輪に7000億ウォン以上を投資する。同道はもともと財政状況が厳しく、8451億ウォンの債務を抱えている。五輪開催のため、今年と来年にそれぞれ1200億ウォンと1000億ウォンの債券を発行するだけでなく、今年から財政緊縮政策をとる。これ以上の資金捻出は困難な状況だろう。

 とはいえ、開催まで3年を切る。AFP通信によると、今年の年末にはボブスレーとショートトラックの大会を実施するほか、15~16年アルペンスキー・ワールドカップ(W杯)の開催が計画されている。

 ロイター通信によると、カスパー会長は「組織委員会の関係者がスノーボード、フリースタイルの競技場を替えることを検討中だと聞いた」と述べる。そして「特にアルペン競技のテスト大会実施はほぼ不可能」と指摘した。さらに「財政をめぐる政治的なバトルが背景にあり、約束していたことが何も実現しない。(準備は)極端に遅れており、回答されていない疑問や解決されるべき問題がたくさんある。来年までに解決できるのか深刻な疑問を持っている」とし、複数の大会で延期の可能性を示唆する。

 これに対し、AFP通信によると、平昌五輪組織委は2月11日に声明を発表し、来年のテスト大会に向けた準備が「計画通り」に進んでいると強調。会場が「工期通りに完成する」ことを韓国政府や江原道が約束したという。

 問題は、ジャンプ競技にも波及。KBSテレビが今年1月に報じたところによると、FISから昨年8月に「国際大会が不可能なほどの深刻な欠陥を持っている」と指摘されていた。選手の安全と直結する滑降トラックと出発ゲートなど10カ所で改善の指摘を受けたという。施設は2011年以来、一度も国際大会が開かれておらず、あちこちでさび付いている。

五輪後の再利用の計画も未定のままと、あらばかりが目立ち…

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