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【大人の遠足】東京・青梅駅前 映画看板、ブロマイド、文房具、食料品…昭和レトロにあふれるまち

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【大人の遠足】
東京・青梅駅前 映画看板、ブロマイド、文房具、食料品…昭和レトロにあふれるまち

旧青梅街道沿いにある店などに昭和を彷彿させる懐かしの映画看板が掲げられている=東京都青梅市

 漫画家、赤塚不二夫氏が描く、“名言”を吐くカエルのキャラクター「べし」が好きだった。東京都青梅市のJR青梅駅近くに赤塚氏の記念館があることを知り、出かけた。一帯の商店の軒には映画が好きだった氏に敬意を払って地元出身の絵師が描いた映画看板が並び、「青梅赤塚不二夫シネマチックロード」と名付けられている。

赤塚不二夫氏に敬意

 JR青梅駅に着くと、地下通路にも国鉄機関士の一生を描いた映画「大いなる旅路」(三国連太郎、高倉健出演)の絵があって、昭和にタイムスリップした気分だ。同市出身の映画看板絵師、久保板観さん(73)の作品で、まちおこしイベントとして平成3年に始まった青梅宿アートフェスティバルがきっかけだ。

 久保さんは「映画看板でまちを盛り上げよう」と持ちかけ6年から参加。駅から記念館を結ぶ旧青梅街道一帯の店や駐車場に、これまで30枚以上の映画看板を描いた。

 見ると、乗馬服を売る店には西部劇「黄色いリボン」が掲げられるなど看板も各店舗にちなむ。久保さんは「映画看板は迫力が大事。懐かしく思っていただければ」。

 映画だけでなく最近は、ネコキャラが特徴の山口マオさんの絵看板も15枚登場した。

 「赤塚さんが映画看板を描いていたつながりで、『元気な昭和で青梅を盛り上げたい』と病床で申し上げたら奥さまから快諾していただきました」

 映画看板まちおこしのきっかけとなった青梅宿アートフェスに関わり、青梅赤塚不二夫会館の館長を務める横川秀利さん(79)は振り返る。

 同館では、赤塚氏の原画の展示とキャラクターグッズを販売。詳細は行ってのお楽しみだが、特筆すべきは「まりっぺ先生」「そんごくん」など初期の作品。「ひみつのアッコちゃん」など後の人気作品の主人公のモデルになったともいわれる。売店には「べし」を描いたバッジがあった。

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