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【日本の議論】「川内」か「高浜」か、再稼働第1号原発はどちらになる…認可審査は高浜に分、地元同意は川内有利か

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【日本の議論】
「川内」か「高浜」か、再稼働第1号原発はどちらになる…認可審査は高浜に分、地元同意は川内有利か

再稼働一番乗りへ猛追している関西電力高浜原発(本社ヘリから)

 原発再稼働がいよいよ現実味を帯びてきた。関西電力高浜原発3、4号機(福井県)が2月12日、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)に次いで、許可審査に合格。一方、川内原発は認可審査での書類作成に時間がかかっており、ここにきて「高浜原発が再稼働一番乗りを果たすのでは」との見方も政府内で浮上している。東京電力福島第1原発事故から間もなく4年。国内の全原発が停止する中、ようやく稼働するという歴史的な節目は、川内原発なのか、それとも高浜原発なのか-。政府は軸足をどちらに置くかで悩んでいる。(原子力取材班)

なぜ川内は遅れているのか

 「昨年末には当方の指摘が終了し、記載(書類)を再度提示するよう指摘してきたが、おおむね分かっていただいたということでよろしいですね?」

 2月上旬の審査会合の場で、原子力規制庁の審査官は、まるで子供に諭すようにやんわりと、九電に書類の早期提出を促した。

 九電の中村明上席執行役員は「現在、強度や耐震に関する説明書の一部で、記載内容の最後の詰めを行っている。全体構成を考慮しながら作業しているが、もうしばらく時間が必要と思っている」と苦しい言い訳をした。

 川内原発は昨年9月に事実上の審査合格を果たし、機器の設計図などを確認する認可審査に移行していた。しかし書類(工事計画認可申請書と保安規定変更認可申請書)は、2基で4万ページを超える膨大な紙幅が必要で、九電は昨年から、「年末まで」「今冬まで」と提出を次々と先延ばしにしてきた。

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