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【TVの潮流】「官兵衛」は243億円 「大河ドラマ館」がもたらす莫大な経済効果…出足低調「花燃ゆ」は3館も

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「官兵衛」は243億円 「大河ドラマ館」がもたらす莫大な経済効果…出足低調「花燃ゆ」は3館も

山口県萩市でのイベントでは、「花燃ゆ」のキャラクター「もゆるん」(右)が地元キャラ一緒に作品をPRした=昨年11月

 歴史好きや大河ファンだけでなく、舞台となったご当地からも“熱い視線”が注がれているNHK大河ドラマ。その象徴が番組にちなむ資料などを展示する「大河ドラマ館」だ。1月に始まった「花燃ゆ」では、山口、群馬の両県に異例といえる計3館も開館。大河1作につき1館が通例だからだ。地域振興の“目玉”として各地で大河の誘致活動が活発化する中、作品がご当地に与える影響を見つめ直してみたところ…。(三品貴志)

「官兵衛」効果は243億円

 大河ドラマ館は、その年に放送される作品の舞台となった自治体などが名乗りを上げ、1年限定でご当地にオープン。NHK関連会社のNHKエンタープライズ(NEP)によると、少なくとも平成14年、「利家とまつ」の石川県以来、各ご当地に誕生し来館者を集めてきた。運営費は主に自治体や関係団体でつくる推進協議会が負担し、NEPが展示内容の企画・制作を請け負っている。

 「この2年ほど、大河ドラマ館の来館者数は好調だ。大河をきっかけに、自治体が一層、観光誘客に力を入れているのだろう」。NEPの今井環社長は1月27日の記者会見で、そう語った。

 25年の「八重の桜」放送時は福島県に、26年の「軍師官兵衛」では兵庫県に、それぞれ開館した(現在は閉館)。NEPによると、両館の年間来館者数はともに60万人を超え、14年以降に企画された大河ドラマ館の中でベスト4に入る人出を記録した。特に「官兵衛」については姫路市などの推計によると、同館や周辺の商業施設などが兵庫県にもたらした経済効果は約243億円という。

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