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【日本の議論】見過ごされる「小1の壁」 子育て支援新制度は働く女性の助けになるか

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【日本の議論】
見過ごされる「小1の壁」 子育て支援新制度は働く女性の助けになるか

 女性が子育てと仕事を両立するには仕事中に子供を預ける場所が必要だが、小学校入学を機に預け場所がなくなる「小1の壁」が立ちふさがる。幼稚園児や保育園児に比べ見落とされがちだが、小学1年はまだまだ手がかかる時期。受け皿として小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)があるが、施設が不足していたり、待遇の悪さで指導員のなり手がいなかったりと課題が山積している。4月から始まる「子ども・子育て支援新制度」には学童保育の拡充も盛り込まれているが、果たして働くママの助けになるか。

「あと1時間、長く預けられたら…」

 学童保育は、一人親や共働き家庭の児童を厚生施設などで預かる保育事業だ。保育所に比べ、施設数が少なかったり、開所時間が短かったりして、小学校入学を機に育児と仕事の両立が困難になる「小1の壁」が指摘されている。

 広島市呉市の女性(34)は、小学1年の男児(7)を育てながらフルタイムで働いている。保育所は午前7時~午後7時まで預かってもらえたが、学童保育は最長でも午前8時半~午後6時まで。足りない分は、育児の援助を受けたい人(依頼者)と援助を行いたい人(提供者)との相互援助活動を行う自治体運営の有料会員制度「ファミリーサポート」を利用している。

 だが、提供者に比べ、依頼者が3倍いる上、活動量が多い男児は体力面などの理由で断られることもあるという。この女性は「あと1時間長く預けられたら」と訴える。

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