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【衝撃事件の核心】「偽りの愛70万円也」増加する偽装結婚…背景に永住要件緩和、あふれる「黒転白」広告

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【衝撃事件の核心】
「偽りの愛70万円也」増加する偽装結婚…背景に永住要件緩和、あふれる「黒転白」広告

「黒転白」と書かれた行政書士事務所の広告。中国人向けのフリーペーパーに掲載されていた

 外国人が虚偽の申請をして、不正に日本での長期在留資格を得ようとする例が後を絶たない。偽装結婚や子供の偽装認知など手段はさまざまで、いずれも書類さえそろえばおおむね審査に通ってしまう。在留資格の“需要”は高く、不正を手助けする日本人ブローカーらが暗躍。中国語で不正を意味するとされる「黒転白」といった広告を出す行政書士もいる。東京五輪に向けた外国人労働力受け入れ拡大が来年度から始まるのを前に、警察当局などでは危機感を募らせている。

結婚の実態などないのに…名前を貸すだけで高額の報酬

 「同居したことはありません。肉体関係もありません」

 中国籍の女と偽装結婚したとして2月、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で警視庁に逮捕された男(38)は、容疑をあっさりと認めた。きっかけは仕事を通じて知り合った日本人ブローカー(50)に提案されたこと。名前を貸すだけで女は70万円支払い、ブローカーと分け合う。おいしい話だった。

 平成25年4月に横浜市保土ケ谷区役所に婚姻届を提出。戸籍謄本など必要書類を入国管理局に提出し、女は就労活動に制限がない「日本人の配偶者等」の在留資格を得た。しかしその後も男は川崎市の独身寮に、女は東京・池袋に別居し、結婚生活の実態はまるでなかった。女は風俗店に出入りしており、ここで金を稼いでいたとみられる。

 「愛し合っているので、本当の結婚です」。男と同時に逮捕されたときの女の供述だが、実態はなかったとされる。

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