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【新人記者奮闘す】「めんこい」「いずい」…宮城の方言の意外なルーツ

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【新人記者奮闘す】
「めんこい」「いずい」…宮城の方言の意外なルーツ

 「それは言えんっちゃ」

 事件の取材で、踏み込んだ質問に対して警察官が厳しい感情で答える。

 「~っちゃ」。宮城に配属され、幾度となく聞いた東北の方言だ。

 初任地の宮城県に来て9カ月が過ぎた。九州出身の自分にとって、東北の方言はなじみがなく、最初のころは取材で仙台市を離れると、まったく聞き取れないこともあった。

 現在では少しずつなじんできて、もっと東北特有の言葉について知りたいと思うようになってきた。そんな中、宮城の方言について記事を書く機会があり、東北大学大学院文学研究科国語学研究室・方言研究センターの小林隆教授を訪ねた。(東北総局、上田直輝)

 自分が担当する宮城県警本部や産経新聞社東北総局から車で10~15分ほど。先日降った雪の残る東北大学川内キャンパスへ到着した。研究室を訪れ、まずは1番よく聞く言い回しの、「~っちゃ」について尋ねてみた。

 詳しい成り立ちは分かっていないが、「~よ」「~ね」のような文末詞、終助詞に分類される言葉だという。仙台の人が標準語をしゃべる際には、この「~っちゃ」を「~さ」に置き換えるのだという。

 「俺だって行ったっちゃ」は「俺だって行ったさ」と、「少しキザな言い回し」なのだという。

 「~だっちゃ」という場合、標準語になおす際には本来、「だ」を抜くが、仙台の人が標準語をしゃべろうとすると、「だ」を抜き忘れることがよくあるという。

 「そうだっちゃ」という場面で、「そうださ」と言ってしまうのは仙台人特有の言い方なのだという。

変化し定着した都の言葉

 さまざまな方言について話を聞いたが、記事で扱う言葉は「めんこい」(かわいい)に決めた。

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