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【経済インサイド】大塚家具“泥沼内紛”招いた「父=職人気質」と「娘=現代才女」の水と油

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【経済インサイド】
大塚家具“泥沼内紛”招いた「父=職人気質」と「娘=現代才女」の水と油

父娘が経営権をめぐり骨肉の争いをしている大塚家具=銀座本店

 老舗家具大手の大塚家具で、創業家父娘の対立が泥沼化している。創業者、大塚勝久会長の長女、久美子氏が1月、半年ぶりに社長に復帰すると、勝久氏を3月下旬の株主総会で解任することを今月13日に決定。これに対し、勝久氏は会社に対し自らの取締役再任と久美子氏の解任を求める株主提案を突きつけるなど、「やられたら、やりかえす」異常な事態となっている。市場からは「“お家騒動”による経営の混乱は上場企業にあるまじき行為」と指摘する声も出ており、イメージ悪化による顧客離れが危惧されている。

創業者父が娘社長の解任要求

 大塚家具は今月17日、勝久氏が行った「株主提案」に反対することを発表。勝久氏が求めたのは勝久氏や、長男の勝之専務の再任を含む取締役10人の就任。そこに社長の久美子氏の名はなく、事実上の久美子氏の解任を要求したことになる。

 久美子氏が半年ぶりに社長へ復帰し、会長兼社長だった勝久氏が会長専任となったのは1月28日。関係者によると、この人事を決めた同日の取締役会で、勝久氏は反対に回り、翌日久美子氏の解任を求める株主提案を提出したという。

 実はこの時点で、勝久氏を会長職から解き、経営から手を引かせることは、経営陣の中で既定路線となっていた。勝久氏の株主提案は「その既定路線を牽制(けんせい)する意味があった」(同)。そして、勝久氏は株主提案を取り下げる代わりに、自分を含む特定メンバーを経営陣に残せとする「条件闘争」に入ったという。

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