産経ニュース

【日本の議論】「違和感」か、「何が悪い」か 猥褻犯に警官「ロレックス弁償しろ」訴訟をどう見るか

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【日本の議論】
「違和感」か、「何が悪い」か 猥褻犯に警官「ロレックス弁償しろ」訴訟をどう見るか

埼玉県警の本部庁舎。同県警の警察官が、容疑者追跡中に腕時計が壊れたとして起こした民事訴訟が話題を呼んでいる=2月4日、さいたま市浦和区

■警察官の補償制度のしくみは?

 そもそも警察官の公務中のけがや物損は、どのように補償されているのか。

 埼玉県警によると、けがに関しては公務災害の認定がなされれば、地方公務員災害補償基金が医療費を負担する。さらに第三者の行為によってけがを負い、一定以上の療養期間が必要になった場合には、救慰金が支給される。例えば、2週間の療養が必要なけがの場合には約1万2千円が支給される。また、公務中の私物の破損に関しては、使用した年数などを考慮した上で、一定額の損害見舞金が県費から支給される。

 一方、個人としての民事上の賠償請求については、公務員である警察官にも権利の一つとして当然認められており、禁止する規定はない。民事賠償が認められた場合には、損害見舞金は支給されないため、賠償金の「二重取り」になる恐れもない。

■なぜ「珍しい訴訟」なのか?

 それにもかかわらず、今回の訴訟が「珍しい訴訟」となった背景には、何があるのか。

「賠償求めて何が悪い」という意見も

「ニュース」のランキング