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【日本の議論】「違和感」か、「何が悪い」か 猥褻犯に警官「ロレックス弁償しろ」訴訟をどう見るか

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【日本の議論】
「違和感」か、「何が悪い」か 猥褻犯に警官「ロレックス弁償しろ」訴訟をどう見るか

埼玉県警の本部庁舎。同県警の警察官が、容疑者追跡中に腕時計が壊れたとして起こした民事訴訟が話題を呼んでいる=2月4日、さいたま市浦和区

 埼玉県警の50代の男性警察官が、容疑者の男の逃走を阻止しようとした際に高級腕時計「ロレックス」が壊れたとして、男を相手取り修理費約70万円とけがの慰謝料など計約360万円の損害賠償を求めた民事訴訟。警察官にも訴訟を起こす自由はあるが、元検事の郷原信郎弁護士は「警察組織に属する人間のやることとして違和感がある」と話す。この「違和感」の正体は、一体何なのか。(さいたま総局 菅野真沙美)

■張り込み捜査中、容疑者の車に引きずられ…

 訴状などによると、男性警察官は平成25年11月、埼玉県蓮田市内で公然わいせつ事件の張り込み捜査中に、女子高生に下半身を見せた男を発見し追跡。車で逃げようとしたため、ワイパーをつかみ阻止した。 その際、数十メートルにわたり引きずられ、手や膝にけがを負い、ロレックスが壊れた。男は公務執行妨害の疑いで逮捕され、傷害罪で略式起訴。男性警察官は「けがの痕が残り、精神的ダメージを受けた」として慰謝料250万円、時計の修理代73万6560円など計357万1330円の損害賠償を求めている。

警察官の公務中のけがや物損は、どのように補償されているのか

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