産経ニュース

【日本の議論】「イスラム国事件」急派、警察の情報特殊部隊「TRT-2」の実像 「SAT」「SIT」と何が違うか

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【日本の議論】
「イスラム国事件」急派、警察の情報特殊部隊「TRT-2」の実像 「SAT」「SIT」と何が違うか

原発テロ訓練でテロリストを制圧するために現場に到着した千葉県警特殊部隊SAT=平成25年5月、福島第2原子力発電所

「犯人生け捕り」が任務 刑事警察の特殊部隊「SIT」

 TRT-2、SATに比べ出動頻度も高く、テレビドラマなどでもなじみ深いのが、捜査1課特殊班(SIT=Special Investigation Team)だ。

 TRT-2、SATはテロを想定したものだったのに対し、SITは立てこもり、誘拐、企業恐喝などの刑事事件を扱う。身代金を奪われた上、被害者が殺害されるという最悪の展開をたどった「吉展(よしのぶ)ちゃん誘拐事件」(昭和38年)の反省から警視庁に翌年、設立された。

 SATがオペレーション中心で制圧を目指すのに対し、SITは犯人の「生け捕り」を目指す。あくまで逮捕し取り調べ、裁判にかけるという司法手続きの流れが前提となっている。

 全員が刑事で構成され、交渉や説得術にたけた「職人技」も存在する。

 元SIT隊員は言う。「立てこもり事件で犯人の名前が分からない。そんなとき『おい!○○』と呼びかけてみる。そうすると『俺は○○じゃねぇ!××だ』と答えたらもうけもんだ。こんな古典的な技も使う」。そのほか、人間の習性や反射的な対応をうまく利用した逮捕術を駆使して犯人逮捕に結びつけるのが、SATとは大きく異なるところだ。

このニュースの写真

  • 「イスラム国事件」急派、警察の情報特殊部隊「TRT-2」の実像 「SAT」「SIT」と何が違うか
  • 「イスラム国事件」急派、警察の情報特殊部隊「TRT-2」の実像 「SAT」「SIT」と何が違うか
  • 「イスラム国事件」急派、警察の情報特殊部隊「TRT-2」の実像 「SAT」「SIT」と何が違うか
  • 「イスラム国事件」急派、警察の情報特殊部隊「TRT-2」の実像 「SAT」「SIT」と何が違うか
  • 「イスラム国事件」急派、警察の情報特殊部隊「TRT-2」の実像 「SAT」「SIT」と何が違うか
  • 「イスラム国事件」急派、警察の情報特殊部隊「TRT-2」の実像 「SAT」「SIT」と何が違うか

「ニュース」のランキング